平成30年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた真備町にて、被災した写真を洗浄し、返却をするボランティア活動をされている、真備町写真洗浄ボランティア＠岡山の福井圭一様を講師にお招きし、11名の学生と高校生向け災害ボランティア講座を開催しました。
　当時の被災状況や写真洗浄ボランティアを継続されている思い、作業で気をつけられていることなどを伺った後、実際に被災し、お預かりをしている写真を使って、切り出し、洗い、エタノール拭きと言った一連の洗浄作業を行いました。参加者は、写真の被害具合や保護する部分を１つ１つ確認しながら、丁寧に作業を進めていきました。世界に１枚しかない写真を少しでもきれいにして持ち主に返却をすることは、被災者の生活の支えとなることを知った学生からは『災害で困っている人の少しでも力になれる写真復元ボランティアはいいなと思った。』、『災害から５年経った今でも、このように活動している人がいることに驚いいた。』、『自分の地域で災害が起こった時に１枚でも多くの写真を残せるように知識を使っていきたい。』などの声が聞かれ、被災者に寄り添う災害ボランティア活動の大切さや自分たちができるボランティアについて一人一人が考える機会となりました。