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活動報告

災害ボランティア講座 ~写真洗浄~

 11月26日(日)、西日本豪雨で甚大な浸水被害が出た倉敷市真備町で、災害から5年が過ぎた今もなお、被災した写真を洗浄し、返却するボランティア活動をされている、真備町写真洗浄ボランティア@あらいぐま岡山の福井圭一様を講師に、『災害ボランティア講座~写真洗浄~』を開催しました。
 はじめに、当時の被災状況や写真洗浄ボランティアに対する思い、作業で気をつけていることなど動画も交えて伺いました。その後、写真の切り出し、洗い、エタノール拭きと、実際の作業工程に沿った手順で洗浄作業を体験しました。参加者は、写真の状態を1つ1つ確認しながら、丁寧に作業を進めていきました。
 今年からは、復興が進む真備町内をローラー作戦でまわり、1枚でも思い出の写真を取り戻そうと活動されているあらいぐまの皆さん。単なる「モノ」の洗浄ではなく、写真に残された思い、つながり、歴史を蘇らせようと、ボランティアの皆さんが”被災者の思いに寄り添う”大切な作業だと改めて痛感しました。
 参加者からは『災害は命が助かり、生活の立て直しができれば終わり、と思っていたが、思い出、心の支えになることが必要だと感じた。』、『このようなボランティアもあることを知った。被災者の癒しになる重要な活動だと思った。』、『大切な思い出はアルバムにあるので、少しでも残るように洗浄のことを知れてよかった。知らなかったら捨ててしまうだけだったかもしれない。』『もし三豊市で災害がおこったら、今日のことを思い出して写真をすぐ乾かしたい。』などの声が聞かれました。被災者に寄り添う災害ボランティア活動の大切さ、今後自分ができることについて考える機会となりました。