高校生向け災害ボランティア講座 ~食を通じて支援と受援を考えよう~
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8月25日に高校生向け災害ボランティア講座を開催しました。講師は、香川大学危機管理先端教育研修センター技術補佐員の高橋真里先生です。
まずは、家にある身近な食材を使ってできるパッククッキングを行いました。今回は、白米の炊飯、野菜のポトフ、乾パンのあべかわ風、ポテトサラダと切り干し大根のサラダを作ります。パッククッキングのポイントの1つは湯せんをかける時に袋の中の空気をよく抜くこと。参加者同士で知恵を出し合い、工夫をしながらそれぞれの食材を袋に入れたものを、湯せんにかけたり、混ぜたりして、食材をセッティングしました。
その後、料理が出来るのを待つ間に、災害ボランティア活動やボランティアセンター、被災地の現状やボランティアの心構え、また今後就職や進学等で県外へ出る際、災害時のことも考えておくことなどを幅広く学び、一人ひとりが今からでもできること・災害時にできることを考えることができました。最後に、作った料理の試食をしましたが、ポリ袋1つで、簡単なのに早く、調理器具も使わずに美味しくできる事に驚きでした。
参加者からは「少しでも多く知識をもっていると役に立つので、今回のボランティア講座に参加できて良かった」、「普段家にある食材などでアレンジなどを加えていろいろな味を試してみたい」、「来年から一人暮らしをするので避難所の確認など災害にしっかり備えたい」等の感想が聞かれ、日頃から備えをしておくこと、また地域で支え合いながら生活をしていくことの大切さを学ぶことができました。